カテゴリ:映画&本etc・・( 5 )

先日、小西真奈美さんと向井理さん主演の舞台『悼む人』を観てきました。
死者を悼む旅を続ける静人、愛する人を殺した女性、人を信じられない記者、末期がんの母、そして新しい命を身ごもる妹。
それぞれが死や生きる事と向き合う物語は暗く重く、見終わってしばらく私自身考える事が多過ぎて言葉にできませんでした。

この舞台を観る数日前、私は祖父を亡くしました。
大好きだった祖父、施設に入り日々弱っていく姿を見るのは辛く切ない事でした。
祖父の体調はその後悪化し、施設から病院へ。
話す事も笑う事もなくなり寝たきりの状態になってしまったそうです。
亡くなる少し前に母から病院にお見舞いに行くから行くかと言われたけど仕事で行けず、
『また遊びに来てね』と祖母と仲良く笑顔で手を振ってくれる姿が、私と祖父との最後の思い出はとなりました。
私はそれで良かったと思います。

舞台の中で向井さん演じる静人が自分のやっている事を自問自答しながら旅をする中で、ある家族と出会い息子さんの死の話を聞き、家族から『息子が亡くなって初めて息子の話をして笑う事が出来た』と感謝される場面があります。
昔読んだ『少年A』という本を思い出しました。
すごく失礼な言い方になるかもしれません。
でもどんなかたちで亡くなってもその人を大切に思うからこそ、その人を思い出す時は笑顔であって欲しい

私自身、正直まだ死について深く考える事が出来ません。
ただ、初めて自分に近い人を亡くし、その人の事を思い出すとき、その人が笑顔で優しい気持ちになれる事は幸せだと思うのです。

とても素敵な舞台にご招待して頂いた小西真奈美さん他皆さまに感謝します。
[PR]
角田光代さんの『愛がなんだ』を読みました。
好きな男の子には片思い。でも一緒にいたいから生活の全ては彼中心。

魚喃キリコの漫画に共感し、恋愛が全てだった頃の自分を思い出してキュッとしました。
今はフリーとしてちゃんと仕事していけてる私も、好きな人の為にダイエットし、拒食症一歩手前までいき
反動から過食症になったり、恋愛がダメになる度に痩せたりと、とにかく忙しい恋愛をしてました。
全ては好きな人から好かれたくて。

お腹一杯でも好きな人に『ご飯行かない?』と言われたら『うん、ちょうどお腹空いていた』と答え、終電を気にしながらも、もし逃したらもっと一緒にいれるのかな?と思ったり、帰り際に彼がタバコを吸えば、それを吸い終わるまではまだ一緒にいれると思ったり。全ては彼と1分1秒でも一緒に居たいという思いから。

30代になった私は、好きな男が筍が好きだと言えばいつでも彼が食べれるように毎日筍ごはんを炊き、
(おかげで冷凍庫は食べきれなかった筍ご飯でいっぱい)、終電を気にしなくなって良くなった分だけ一緒にいたくていつまでも飲み続ける。

変わってないな(笑)
1人は自由だけど誰かにちょと振り回されるのもやっぱり悪くないかも・・・
f0200342_22365151.jpg

[PR]
たまにすごく聴きたくなるフランソワ・オゾンの『Cinoue Per Due』のサントラ。
邦題は『ふたりの5つの分かれ路』
f0200342_21382285.jpg

離婚を決めた2人にも幸せな時があったはず。
いつこうなってしまったのか・・倦怠期、出産、結婚式、出会いと5つの分岐点を時間を遡って描かれて行く中で、時間が逆戻りすればする程幸せそうな2人は美しく切ない。
誰かを好きになり、別れる時『どうしてこうなってしまったのだろう・・・』と何度思った事だろう。
後悔ではなく疑問?時間を逆戻す事が出来たら・・・でも本当は分岐点なんてなくて、すこしずつ歯車が合わなくなっていくものなのかも・・・
f0200342_21384659.jpg

[PR]
先日と言ってももう1ヶ月前くらいですがDESERT FLOWERを見ました。
パリコレなどで活躍したトップモデル、ワリス・ディリーの半生を描いた物です。
でも彼女が本当に伝えたいのは華々しいサクセスストーりーではなく、FGM(女性性器切除)という未だになくならないアフリカ、中東などの社会的習慣とそれに苦しむ女性たちがいる事そしてその廃止です。正直目を背けたいシーンもありますが、同じ女性として、人として観るべきであり、知るべき映画だったと思います。
f0200342_21094.jpg

[PR]
おと な り素敵な映画でした。
f0200342_1523913.jpg


[PR]